今回は経済評論家の山崎元さんと投資の素人である大橋弘祐さんが会話形式ですすめる投資の入門書です。
私が株の勉強をはじめたときに、一番最初に読んだ本です!
その理由は、株式投資の専門用語も投資初心者に向けて分かりやすく解説してくれているので、とても読みやすいと思ったからです。
株式の世界って普段使わないような聞きなれない言葉がいっぱいで、分からないことがあると本を読むのも嫌になっちゃいますよね。
アクティブファンド? インデックスファンド?
ロールオーバーって何?
そんな方にも優しく株式投資の世界へいざなってくれる一冊です😊
さらに嬉しいのが、投資信託だけでなく、保険や住宅ローンや確定拠出年金のことまで幅広く扱っている点です。
著者の山崎さんが言うには
世の中は知っているだけで得することがたくさんある
のだそうです。
たとえば・・・
お金を増やしたかったら銀行には近づかないで
これはどういう意味でしょうか・・・?
銀行は客が得するものでなく、自分たちが得する商品を売ろうとします。
だから、手数料が低いネット証券を利用しましょう!ということ。
この本を読むと【よりお得に】【より賢く】未来の自分にお金をつくる仕組みを作ることができるようになります!
「お金は銀行に預けてるだけ」「お金は増やしたいが、難しいことはわからない」そんな方にぴったりの本です!
・定期預金よりましな方法でお金を安全に持っておく方法が知りたい方
・少しリスクを負ってでも運用をしてみたい投資初心者の方
・確定拠出年金やNISAについて詳しく知りたい方
・とにかく難しい話はせずに、株式投資について知識を増やしたい方
今回の本は、山崎元さん(楽天証券経済研究所客員研究員で大学の教授)が、時々毒舌を織り交ぜながらも株式投資のことをしっかり教えてくれる、投資初心者さんにとっては強い味方になってくれる一冊です。
本書は以下の内容で構成されています。
それでは本書の内容を紹介していきます。
知識をつけて、お得に生きていきましょう!
リスク小:個人向け国債の魅力
大切なお金を安全に運用したいときは個人向け国債がおすすめです!
個人向け日本国債は途中で解約しない限り減りません、
元本保証ですから!
安全に運用したい方におすすめ
運用の種類 | 商品のタイプ | おすすめの理由 |
---|---|---|
個人向け日本国債 | 変動金利型10年満期 | 元本保証だから |
個人向け国債【変動金利型10年満期】という商品を買うといいですよ。
(財務省個人向け国債のページはこちら)
2023年2月に個人向けの変動金利型10年国債の利率を0.33%にすると財務省が発表したね
みずほ銀行の定期預金がだいたい0.002%くらいですから、銀行に預けるよりは高金利。
今後金利が上がったときには、それに合わせて個人向け国債の金利も上がるようになりますよ。
お金を運用しようと思ったら銀行には近づかないで
どこで金融商品を購入するか。銀行?ネット証券?
銀行には【個人向け国債】以外に、
買うに値する金融商品なんてありません。
銀行は客が得するものでなく、自分たちが得する商品を売ろうとします。
だから、お金を運用するなら手数料が低いネット証券を利用しましょう!
ネット証券の選び方のポイントはこちら!
- 商品のラインナップが多い
- 取引手数料が安い
そんな条件を満たすおすすめの証券会社はこちらです
本書ではネット証券口座の開設方法を図式で分かりやすく解説されているので、初心者の方でも安心ですね。
まずは1万円から【とりあえず投資】をやってみることをおすすめします。
ちょっとリスクを負って運用してみましょう
投資初心者の方におすすめは、この二択です!
- 個人向け国債(冒頭で解説しました)
- 株式の投資信託
ここからは投資信託について解説します。
そもそも、株式の投資信託と株式の投資とはどう違うの?という疑問がありますよね。
株式の投資信託と株式の投資の比較はこちら
商品のタイプ | 商品のタイプ | メリット |
---|---|---|
投資信託 | 詰め合わせ | ・プロに運用してもらう ・手軽に分散投資ができる ・海外にも手軽に投資できる ・投資した資金は信託銀行で管理されていて 比較的安全である |
普通の株式投資 | 自分で決めて買う | 自分で戦略を考える |
投資信託は日本だけでも5千種類以上あって、
99%は検討にも値しないゴミ なんです。
そのなかでも、いいものがあるのでイニシャルコスト(販売手数料)とランニングコスト(運用管理手数料)が安いものを選ぶとよいです。
おすすめの投資信託はこの2つ!
投資信託を買う時のポイントをまとめます。
- 運用管理費用(信託報酬)の安いものを買う
- 販売手数料の安いチャンネル(ネット証券)で買う
- 毎月分配型を選ばない
- ファンドの資産規模、流動性を確認する
- 過去の成績で選ばない
この条件を満たすおすすめの銘柄はこちら!
- 上場インデックスファンドTOPIX(国内株式の投資信託)
- ニッセイ外国株式インデックスファンド(海外株式の投資信託)
リスクを負ってもいいと思うお金の中から、この国内と海外の二つの投資信託を半々ずつ買いましょう。
医療保険に入る必要のない理由
投資信託のことを学びたくて手に取った今回の本「難しいことはわかりませんがお金の増やし方を教えてください」ですが、私が一番印象に残ったのが【医療保険に入る必要がない】ということ。
全額保証型医療保険の一般的なデメリットとして挙げられるのがこちら。
- 毎月支払う保険料が高い。
- 途中解約の場合、今まで支払った保険料を下回って戻ってくるので、途中での見直しがしづらい。
- インフレが進んだ場合、将来の価値は減っている可能性がある。
- 将来、保険会社が存続していない可能性がある。
まとめると
- 健康保険加入者は「高額医療保険制度」を受けられるので、保険適用内の医療であれば毎月支払う金額の上限が決まっている。
- 医療保険やがん保険に入らず、もしものときのために保険料を払ったと思って貯蓄をしておく。
- 保険に加入して支払う保険料には、保険会社の利益がのってくるので「損な賭け」である。
医療保険、夫も私もがっつり加入してるわ・・・!
出産のときに何かあったときに助かるかな?と考えて加入していたけど、産後10年たった今も保険を見直すこともないまま保険料だけ払い続けていました。
これを機に夫と私の医療保険を見直したいと思います!
まとめ「難しいことはわかりませんがお金の増やし方を教えてください」
いかがだったでしょうか?
今回の著書は、経済評論家の山崎元さんと投資の素人である大橋弘祐さんが会話をしながら話が展開していく本ですが、私はこれがとても読みやすかったです。
これから投資信託について勉強したいなと思っている方にピッタリの一冊だと思います。
実際にネット証券の申し込み方法なんかも記載されているので、これから申し込みされる方におすすめです。
これからも一緒に株式投資について勉強していきましょう😊
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
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